大分大学の狩俣璃乃さん。
学校の春休みを利用して、1週間の福祉留学へ。
徳島県三好市の連携施設「池田博愛会」での経験をお聞きしました。

福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!

私の周りの友達が留学を考えているという話を聞いて、私も留学に挑戦したいなと思ったのがきっかけです。

留学=海外というイメージがあり、時間や費用がかなり必要なため、難しいかなと思っていたところ福祉留学を知りました。

大学で福祉を学んでいることもあり、実際に現場を知ることができること、福祉に携わる方々と関われることに大きな魅力を感じ、今回応募しました。

福祉留学先である三好市の印象はいかがでしたか?

「自然!」って印象です!大きな山に囲まれ、中心には川があって。
訪れた時期が3月末ということもあり、桜がとても綺麗でした。

三好市の祖谷地方で生産されている「岩豆腐」をいただきましたが、これが豆腐なの!?って疑うくらいかための食感で、とても美味しかったです。

留学先施設である池田博愛会で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

私が留学前から興味を持っていた「箸蔵とことん」は、一見普通の商業施設のようです。
ですが、従業員さんとお客さんの距離が近く、商品に関するお話だけでなく、近況や世間話などの会話をしている場面が何度も見られ、本当に驚きました。

“従業員とお客さん“という形ではあるものの、その型にハマらない交流があること、地域住民の憩いの場、かつ、『見守りの場』として「箸蔵とことん」が存在していることに感銘を受けました。

また、各施設で皆さんとお話をいっぱいしたことも印象に残っています。
一緒にご飯を食べたり、踊ったり、桜の下で写真を撮ったりなど、どれも楽しく、充実した時間を過ごせました!

阿波踊り、難しかったです(笑)

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

「福祉の道に進む」ということ以外、将来に何も明確なものがないまま参加した留学でした。
でも、今回の経験を通して、地域福祉の面白さを実感できたような気がします。

各地域によってその地域ならではの強みがあって、それを活かして福祉を実践する。
三好市以外の地域福祉についても調べてみたいなと思いました。

また、利用者さんをはじめいろいろな方と関わる中で、たくさんの元気と勇気をもらいました。

貴重な体験を経て多くの刺激を受け、今後の自分の学びに対するモチベーションも上がりました。
将来に向けて、これからもっと頑張りたいと思います!

次に福祉留学へ行く人たちへメッセージをお願いします。

何事も挑戦してみることは、本当に大事だと思います。

日常とは外れて、普段関わることがないような世界だとしても、えいっ!と飛び込んでみれば、自分の今後をガラッと変えるような出来事や出会いがあるかもしれません。

留学先の皆さんは、あたたかく迎えてくださいます。気になってる方はぜひチャレンジしてみてください!