大学を卒業したら2026年4月から在宅医療PAとして、終末医療に関わる仕事を予定している内田さん。内田さんは、「自分らしく最期まで生き抜くことのできる社会を作る」ことをこれからの仕事をする上で大切にしているビジョンとキラキラした笑顔で語ってくれました。そこで福祉留学では、徳島県三好市にある「社会福祉法人池田博愛会」へ行って、実際にプロフェッショナルの方々が造る社会、人、まちを学んできてもらいました!

福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!

医療や介護が施設の中だけで完結するのではなく、地域全体で地域の人々を支えている実際の姿を自分の目で見てみたいと思ったのが、福祉留学に参加したきっかけです。現場での関わりや地域とのつながりを通して、「地域で支える」とはどういう状態なのかを知り、今後の働き方や関わり方を考えるヒントになればと考えました。

福祉留学先の地域の印象はいかがでしたか?

池田博愛会さんにむかう際に森の中をつっきるように電車が走り、すごく神秘的でした。駅を出た瞬間、目の前いっぱいに山が広がっている景色がとても印象的で、日常の中に当たり前のように自然があり、緑の多さと近さにびっくりしました。最終日には川下りを体験し、透き通った川の水の美しさに感動しました。

福祉留学先施設で印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

一番印象に残っているのは、どの施設(就労移行支援事業、特養、デイサービス、ケアハウス、地域交流拠点など)でもスタッフの方が利用者さん1人1人に寄り添い、丁寧に接していた姿を目にしたことです。

福祉の現場では当たり前のことなのかもしれませんが、知識ゼロで参加した私には大きな衝撃で、こんなにも1人1人を大切にしているんだと感じました。利用者さんから温かい言葉や贈り物をいただき、スタッフの方にも仕事や将来の相談にのっていただき、人の優しさに触れる毎日でした。

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

福祉留学に行く前は、福祉の現場は支援する側と支援される側がはっきり分かれているものだと思っていました。しかし、実際に現場を見てみると、一方通行の支援ではなく、人と人との関係がありました。利用者さんやスタッフの方との関わりを通して、福祉を特別なものではなく、誰の生活にとっても身近なものとして考えられるようになりました。

AIや機械では代わることのできない 人と人とのつながりの大切さを強く実感しました。 

 

次に福祉留学へ行くかもしれない人たちへメッセージをお願いします。

福祉留学に行くか迷っている方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。医療・介護・福祉を学んだことがない方でも、現場での体験を通して多くの気づきを得ることができると思います。仕事のことだけでなく、その地域の暮らしや人との関わりにより、心が癒され、自分自身の価値観やこれからの生き方を見つめ直す時間にもなりました。心からおすすめできる留学です。

内田さん、素敵なレポートをありがとうございました!心から自然を満喫しつつ、自分の価値観を拡げる時間にしてこれたんだなあ~と感じました。素敵なところだったよね!徳島県三好市!!

留学をきっかけに介護の資格も取り始めている内田さん!その行動力のパワフルさに驚嘆しつつもこれからの活躍を期待しています。がんばってね!!

三好のみなさんが、「また来てね!待ってるよ」っておっしゃってます!! ありがとうございました~。