前から病気を経験した方や障がいがある方、またその家族にもできるだけ制限なくたくさんの経験をしてほしいと強い思いをもっていた福田さん。昨年、そらぷちキッズキャンプの現地研修会で、取り組みや活動について知ったことをきっかけに、そらぷちキッズキャンプにもっともっと関わりたい!と強い希望をもって福祉留学することにきめました。その様子をレポートしてもらいましたので、ぜひ皆さんご参考にしてください。

福祉留学先地域の印象はいかがでしたか?

地元和歌山では梅雨入りの発表があったタイミングで滝川(北海道)にいたのですが、特に梅雨らしい天気や蒸し暑さは無く、本当に北海道は梅雨がないんだと感じました。きれいな花が道端に咲いていることが多く、ホテルに戻ってから夜ごはんの買い出しのついでに町を散歩することが日課になっていました。

車で走っているときにキツネやシカを見かけることが何度かあり、自然の豊かさを特に実感しました。

福祉留学先施設での福祉留学で印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

キャンプ初日、私は空港でキャンパーの方々をお出迎えさせていただいたのですが、キャンプに初めて参加する皆さんの緊張がとても伝わってきました。しかしキャンプ場へ到着すると空港での緊張している様子からは想像がつかないくらいみんなすぐに仲良くなっていて、とても驚きました。

また、キャンプに参加されている親御さんがキッズ以上に真剣に楽しんでいる姿や、家族の垣根を越えて一緒に楽しんでいる姿を見ることができ、一生懸命準備してよかったと思いましたし、この時間がずっと続いてほしいと思いました。

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

「やるかやらないか決めるのは子どもたち、子どもがどんな選択もできるように準備して待っている」、「すぐに手伝うのではなく子どもの力を信じて待つ」という考えを学んだことが一番の衝撃でした。そのため、地元で子どもたちと関わる時にも、できる限り心に余裕を持ち、物事への取り組み方を子どもたちが決められるように関わろうと思うようになりました。

キャンプ場に二週間滞在し、自分の「ふるさと」と思える場所が増えたことも福祉留学ならでは、です。 キャンプ場で一緒に過ごしたみなさんとの時間や思い出を胸に、何事にも前を向いて頑張れるチカラを身につけたことは何より私の中で一番大きく成長できたことかもしれません。

次に福祉留学へ行くかもしれない人たちへメッセージをお願いします!

私は福祉留学を終え、改めて福祉留学に挑戦する選択をしてよかったと思いました。それは、キャンプ場の運営や福祉にかかわる多くの人をあらゆる角度からたくさん感じ、考える時間を得ることができたからです。特に、キャンプ参加者の方や、施設のスタッフの皆さん、人生において目標にしようと思う方や尊敬する方、大事に思える考え方に出会えたのも理由の一つです。

実は、福祉留学に挑戦するか迷った期間がありましたが、実際に行ってみるとなぜあんなに迷っていたのだろうと思うくらい、楽しいことや学びが体験できました。一歩を踏み出すのは勇気が必要かもしれませんが、福祉留学を通して自分の人生に大きな変化が起こったり自分の軸が見つかったりするかもしれません。今福祉留学に挑戦するか迷っている方も、福祉にかかわりがない学部や職業の方も、福祉留学に挑戦して後悔することはないと思います!「不安」な気持ちと、新しい自分に出会えるかもという「期待」を持って、一歩を踏み出してほしいです。

 

福田さん、北海道の雄大な自然の中でたくさんの学びを報告してくださり、ありがとうございました!

福祉留学は、これからの福田さんの活躍をいつまでも応援させていただきます。

ぜひ皆さん、福祉留学してみませんか。