社会福祉士・精神保健福祉士の資格をお持ちの菅原春香さん。1週間の福祉留学へ。
広島県尾道市・生口島の連携施設「社会福祉法人 新生福祉会 楽生苑(以下、楽生苑)」での経験をお聞きしました。
福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!
以前から福祉留学のことを知っていて、いつか参加してみたいなと思っていました。一旦仕事を離れて、これからどんなことをしていこうか考えているタイミングだったので参加することにしました。
前職は都市部で地域福祉の仕事をしていたので、地方や島の福祉に触れてみたかったことや瀬戸内海が大好きで瀬戸内での暮らしを体験したかったことから、生口島にある楽生苑さんを留学先として選択しました。
福祉留学先である尾道市生口島の印象はいかがでしたか?
とにかく島の人が親切であたたかかったです!
楽生苑のみなさんをはじめとして、地元の方やお店の方も気さくに話しかけてくださったり、親切に島のことを教えてくださったりしました。みなさん生口島のことが大好きなんだろうなと感じました!
また、空き時間に海沿いをサイクリングしたり、島の飲食店を開拓したりしていました。
ずっと憧れていた瀬戸内海が日常に溶け込んでいて、とても心地がよかったです。
島なので不便もあるのかなと思っていましたが、島内にスーパー2軒、コンビニ3軒、ドラッグストアがあり、特に困ることなく生活できました。
柑橘がたくさん穫れる島なので、いろんな方からみかんなどをいただきました。みかんを搾汁して、搾りたてジュースを飲んだのも初めての経験で新鮮でした。
留学先施設である楽生苑で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!
1週間お世話になったのですが、放課後等デイサービスや子ども食堂・高齢者施設・買い物支援など楽生苑さんの多岐にわたる活動を見せていただきました。
島のために必要なことはやるというスタンスで、楽生苑さんは島の福祉を支える重要な存在だと知ることができました。
職員さんも気さくで考え方が柔軟な方が多いという印象です。
また、2024年3月オープンの複合施設『ボナプール楽生苑』を見学させてもらったことも貴重な体験だったと思います。ボナプールは障害のある方が就労できる施設で、ホテルや柑橘の加工所、地域の交流スペースなどを兼ねた拠点です。
島の人たちも楽しみにされており、オープン後の島の変化に注目していきたいと思います!
福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?
瀬戸田のまちが大好きになり、また遊びに行きたいと思うようになりました。
ボナプールにも近々泊まりに行きたいです!また、瀬戸内海が暮らしの中に溶け込んでいたのがとても印象的で、改めて瀬戸内に住んでみたいという気持ちが強くなりました。
次に福祉留学へ行く人たちへメッセージをお願いします。
福祉留学では、福祉の現場で働く方から直接話を聞くことができたり、実際に施設に入っていろんな職種を体験できたりと、幅広く学ぶことができました。
また、初めてのまちで暮らしを体験できたことも貴重な経験だと思います。
働き方や暮らしも含めて、これからを見つめ直したい時にぴったりだと思うので、悩まれている方がいたらぜひ参加してみてください!