山口県立大学の村田葵さん。
学校の冬休みを利用して、1週間の福祉留学へ。
長崎県佐世保市の連携施設「宮共生会」での経験をお聞きしました。

福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!

学校で福祉留学のポスターを見つけて、楽しそうだったので応募しました!

放課後等デイサービスでアルバイトをしていますが、障害のある子どもたちとしか関わったことがありませんでした。今回は彼らが将来どのようなサービスや制度を利用するのか、どんな姿なのかを見てみたかったので参加しました。

また、学校の授業で就労継続支援B型の話は聞いていましたが座学だけでは完全に理解することができずにいました。「だったら自分の目で見てみよう!」と思ったのもきっかけです。
そのため今回は、就労系を主に見学させていただきました。

福祉留学先である佐世保市の印象はいかがでしたか?

みなさん、とても優しかったです!!
留学先の方たちだけでなく、地域の方もとても親切でした。

ラーメン砦研究所さんのラーメンと餃子がすごく美味しくて、ラーメンは2回同じのを食べました!
とても景色が綺麗なところで佐世保バーガーも食べました。初めて見る佐世保バーガーの大きさに驚きました。
ラージサイズをペロリと食べてしまい、自分でもびっくりです。すごく美味しかったです!

留学先施設である宮共生会で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

特に印象に残ったのは就労継続支援B型での体験です。利用者さん同士の仲の良さにとても驚きました。
私にも気を遣ってくださり、たくさんのことを教えていただきました。

また最後の日に子どもたちと過ごす時間もあったのですが、そこで子どもさんのひとりが私に絵本の読み聞かせをしてくれました。すごく感動して涙が出そうでした。
心を開いてくれたことや一生懸命読んでくれている姿がとても素敵で、やっぱり私は子どもと関わっていきたいということを改めて実感しました。

自分のしたいことを再確認できたので、本当に福祉留学に行って良かったと思っています!

そしてサポーター(支援者)の方々に、進路についてたくさん相談にのっていただきました。
「自分が将来どういう道に進むのがよいか」「障害のある子どもの支援の方法について」などを相談したら、みなさんすごく真剣に考えてくださいました。
私は福祉が好きなので、福祉について語れる場があって本当に嬉しかったです。普段の生活でここまで福祉について話せる場は無いので、貴重なお話をたくさん聞けて、とても勉強になりました!

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

アルバイトを通して障害のある子どもたちを支援してきましたが、今をサポートすることに必死で、彼ら、彼女らが大きくなった姿を想像して支援はできていなかったような気がします。それは、大人になった姿をうまくイメージできていなかったからだと思います。

今回就労支援を主に見学させていただき「子どもたちが成長してこうやって働く」というイメージがしっかりとできたので、今後は子どもたちの将来を考えた上で支援ができたら良いなと思います。

次に福祉留学へ行く人たちへメッセージをお願いします。

ぜひ、行ってみてほしいです!
私は直感で申し込んだのですが、本当に行ってよかったと思っています。

慣れない土地で1人で不安かもしれません。私も緊張しやすい性格なので、最初はとても緊張や不安でいっぱいでした。
でも、留学先の方々は温かく迎えてくださるので大丈夫です。自分のスキルアップにも繋がります。

とても良い経験になると思うので、思い立ったらすぐ申し込んでみてください!