IT企業で働きながら福祉との関わり方を模索されており、
「次のステップに進む前に、もっと広い福祉の世界を見てみたい!」
と一歩を踏み出してくれた石田さん。

1週間、福井の多様な現場にどっぷり浸かったことで見えてきた「福祉の本質」や「支援のあり方」についての深い気づきは、ハッとさせられるものばかりでした。
社会人はもちろん、これから福祉を学びたい方にもぜひ読んでいただきたいリアルな体験記です!

今回は、複数の施設で体験をさせていただきました!

■留学先法人情報■
社会福祉法人勝山福祉会 さくら荘 様
一般社団法人 Orange Kids’Care Lab. 様

Q1. 福祉留学に参加したきっかけや動機について教えてください!

これまでIT企業に勤めていましたが、「いずれ福祉の仕事に携わりたい」という思いがあり、社会福祉士の勉強を続けてきました。

実習で2つの現場を経験した際、自分の知らない世界がこんなにもあることに驚き、将来どのように福祉に携わるにしても、色々な現場を知る大切さを痛感しました。

会社を退職して次のステップへ進むこの準備期間を活かして、福祉留学への参加を決めました。

Q2. 留学先地域の印象はいかがでしたか?

勝山市と福井市の2エリアを訪問しましたが、「同じ福井県でもこんなに違うんだ!」というのが一番の印象です。

福井駅から電車で1時間ほどの勝山市は、どこを見渡しても豊かな山々に囲まれた地域です。高齢化や人口減少が進む中でも、住み慣れた地域での暮らしを支えるために、様々な工夫や挑戦が生まれていることを知りました。

また、多くの外国人スタッフの方々が活躍されていたことも印象的でした。
皆さんとても優しく、熱心に働かれており、人手不足を補うにとどまらず、新たな文化や価値観を職場にもたらしている様子が伺えました。
多様な人が支え合いながら地域の福祉をつくっている姿は温かく、今後の可能性を感じました。

Q3. 施設で特に印象に残った体験やエピソードを教えてください!

「オレンジキッズケアラボ」さんで、利用者さん一人ひとりの未来を考えるカンファレンス(通称:オハカン)に参加させていただきました。

特に印象に残っているのは、経管栄養で食事を摂っているお子さんについての話です。
ある職員さんが「お風呂の時に指を吸う力(甘噛み)がしっかりしている」と気づきを共有されたことをきっかけに、「もしかしたら口からの食事にもチャレンジできるかも!」と新たな可能性について皆で考え始めました。

一見、食事とは結び付かない様子からも、新たな可能性に繋がるヒントがあるのだと感じた瞬間でした。
そして、そのためには、一人の視点だけではなく、職種や担当の垣根を越えてフラットに意見を出し合える環境が大切であることを実感しました。

Q4. 福祉留学に行く前と後での「自身の変化」はありましたか?

これまでは
「できないことができるようになること」
「新しいことにチャレンジすること」が良いこと、
という価値観が当たり前になっていました。

しかし今回の体験を通し、例えば「座れるようになるための練習」も、その先に何があるのかを考えなければ、本人にとってはただ辛い時間になってしまうこともあるのだと気づかされました。

大切なのは、できることを増やすこと自体ではなく、
「この体験はご本人にとってどんな意味を持つのか」
という問いを常にもちながら関わることであると学びました。

次に福祉留学へ行くかもしれない人たちへメッセージをお願いします!

今回の滞在では「ケアラボ」さんをはじめ、医療・高齢・児童と幅広い分野の施設を体験することができました。
ケアラボさんは空間デザインにもこだわられており、利用者さんが心地よく過ごせるよう工夫されていることが伝わってきました。
また、隣接のカフェから様子が伺える設計は、地域との融合という視点でも勉強になります!

さらに、福祉の現場を知ることはもちろんですが、そこで出会う人々との関わりを通じて、自分自身の価値観を見つめ直すきっかけにもなる場所だと感じました。
福祉に携わっている方はもちろん、そうでない方にも自信を持っておすすめします!

コーディネーターより

1週間、石田さんを温かく迎え入れ、医療・高齢・児童と多角的な学びの場を提供してくださった関係施設の皆様、本当にありがとうございました!

「支援の目的とは何か」
「本当の豊かさとは何か」

を現場で学び、自分の価値観をアップデートできるのが福祉留学の醍醐味です。

今までの経験を活かして新しい挑戦をしてみたい方、ぜひ福祉留学で一歩を踏み出してみませんか?