介護福祉士の経験がある山田さん。5日間の福祉留学へ。
徳島県三好市の連携施設「社会福祉法人池田博愛会」での経験をお聞きしました。
福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!
有料老人ホームで5年間、介護職として勤務した経験から他の形態の福祉施設も経験してみたいという気持ちがあり、ネットなどで福祉について調べていた際に福祉留学を知りました。
自身は入所施設で働いていましたが、祖父母は介護サービスが必要になっても施設入所には至っておらず、住み慣れた地域で近所の方と助け合って暮らしていて、ありがたいなと感じることが多くなっていたことも地域福祉に興味を持ったきっかけです。もともと旅行が好きなので、「留学」というのも楽しそうだなと参加を決めました。
福祉留学先である徳島県の印象はいかがでしたか?
すぐ近くに山があって自然豊かなところだなと思いました。祖母が香川県に住んでいて環境が似ているので、田舎に帰省した気分でのんびりした気持ちで過ごすことができました。方言も香川と似ていて親近感を感じました。徳島の名物として教えて頂いたフィッシュカツが美味しかったです。
留学先施設である社会福祉法人池田博愛会で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!
障害者施設では割り箸作りのお手伝いやレクリエーションに参加させていただきました。正直どのようにコミュニケーションを取ったらいいのかなと緊張していたのですが、皆さん休憩中には気さくに話しかけてくださり楽しかったです。仕事中の真剣さとのギャップには少し驚きました。様々な年代の方が一緒に過ごしている環境も、高齢者施設とは全く違って良いなと思いました。
施設の利用者の方とお話ししていると、「大阪に親戚が住んでいる」だったり、「若い時は大阪で働いてたんや」という方が多く話が盛り上がることもありました。
福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?
留学に行く前は色々考えすぎていることが多かったなと思います。介護士としての経験を積むにつれて技術的な部分が重要になっていたり、「きちんとしないと」と思いすぎていたのかなということに気づきました。もちろんそれも大事だと思うのですが、今回留学に参加して、ただ利用者の方や施設の方とコミュニケーションを取るということができて、もう少し肩の力を抜いてみることも大事かなと思いました。これから大阪に戻って働く時も心に留めておきたいなと思いました。
次に福祉留学へ行く人たちへメッセージをお願いします。
留学前の打ち合わせなどできちんと説明もして下さるので、とりあえず申し込んでみるのも良いのではないかなと思います。福祉について学びたい人、少しでも興味があるという方は本当に貴重な体験になるのではないかなと思います。留学先施設の方は優しい方ばかりなので安心してチャレンジしてみてください!