特別支援教育を学ぶ上で、子どもたちの卒業後の姿や学校以外の姿を知りたいと応募に至った大学1年生の山下さん。二週間の福祉留学へ。
広島県尾道市の連携施設「社会福祉法人 新生福祉会 楽生苑(以下、楽生苑)」での経験をお聞きしました。

福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!

大学の先生からの紹介がきっかけでこの福祉留学を知りました。

学校で特別支援教育を学ぶ上で、子どもたちは「学校卒業後どのような生活を送るのか」「学校外ではどのように過ごしているのか」を自分の目で見て知っておきたいと思ったことが最初の動機です。

また、障害福祉に限らず、自分の知らない福祉の世界を幅広く見てみたいと思い、福祉留学に応募しました。

福祉留学先である広島県 尾道市 生口島の印象はいかがでしたか?

瀬戸内海に浮かんでおり、レモンの栽培が盛んなこの島はとても景色が美しかったです!

自然に恵まれていることに加え、多くのお寺やアートが島の各地に存在していて、島をまるごと楽しめました。

また、島民の皆さんがとてもあたたかくて、親しみやすく、ずっとここに居たいと思える島でした!

留学先施設である楽生苑で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

様々な施設を周って、職員・利用者ともにとても楽しんでいる様子が印象的でした。

障害をもった方、観光客の方、地域の方など、多様な人々が集う[就労支援×宿泊×交流スペース]として誕生した複合施設「ボナプール楽生苑」にも行きました。

ボナプールの就労継続支援B型にて働いている利用者さんは、皆さん「仕事がとても楽しい」とおっしゃっていて、楽しく仕事が出来る環境はすごく良いなと思いました。

介護施設や放課後等デイサービスでも、とても明るい雰囲気で活動していました。

島の福祉を担う楽生苑さんの温かい雰囲気に癒され「こんな福祉に携わりたい!」という気持ちになりました。

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

今まで「支援学校」「就労支援」「発達支援」「介護」を別の枠組みで捉えていたけれど、それぞれに通ずるものがあるなと感じました。

私は、大学で教員養成コースに所属していますが、学校で教員として教える際は、子どもたちの卒業後の姿や学校外での姿も、思い描くことが大切だと思いました。

また、今まで「介護」と「教育」は無縁だと思っていたけれど、互いに取り入れられる部分も多いなと感じました。