特別支援教育を学ぶ、信州大学1年の西川さん。
大学の夏休みを利用して1週間の福祉留学へ。

長崎県佐世保市の連携施設「宮共生会」での経験をお聞きしました。

福祉留学参加のきっかけや動機を教えてください!

福祉留学に参加したきっかけは、大学の授業で紹介があったことです。
「勉強もできて旅もできるなんて面白そう!」と思い、応募しました。

大学では特別支援教育を専攻していますが、1年生ということもあり子どもたちと関わる機会はそう多くありません。
だからこそ福祉という視点から実際の現場を見て、視野を広げておきたいと考えました。

また、障害のある子どもたちの学校以外の居場所に関われることも、福祉留学を決めた理由の一つです。

福祉留学先である佐世保市の印象はいかがでしたか?

海が綺麗で、緑が豊かで、何より人々があたたかかったです!
私の通っている大学は海のない長野県にあるので、すぐそばに海がある佐世保は新鮮でした。

理事長さんが連れて行って下さった、貝出汁のラーメンもとても美味しかったです。

また留学中にハプニングがあったのですが、留学先の方々が本当に優しくて思わず涙が出ました。

さらに滞在先のグループホームでも利用者の方々やスタッフの方がたくさんお話しして下さり、楽しい時間を過ごすことができました。

留学先施設である宮共生会で、印象に残った体験やエピソードがあれば教えてください!

刺激的で学ぶことがたくさんありました。
その中でも特に印象的だったのは、活動最終日にあった夏祭りのイベントです。

宮共生会内の複数のチームが集まるイベントで、私が活動前半で関わっていた生活介護事業所の子どもたちにも再会することができました!

また、子どもたちが楽しめるように工夫されて作られたゲームの数々に、職員の方々の熱意を感じました。思い思いの方法で楽しむ子どもたちの笑顔が、とても心に残っています。

福祉留学に行く前と後で変化したことはありますか?

私の将来の夢は、子どもたちひとりひとりに寄り添える教師になることです。

でも福祉留学に行くまでは、アルバイト程度でしか障害のある子どもと関わったことがなく、具体的にどのように寄り添えばいいのか、ということが分かっていなかった気がします。

福祉留学を通して、障害のある子どもたちと日々接している職員の方々に、たくさんのことを教えてもらいました。
実際にどのような支援を行っているのかを知り「子どもに寄り添う」という言葉の意味が自分の中で具体的なものになりました。

また、特別支援学校を卒業した子どもたちが通う事業所や生活介護の現場を見ることができたことも、自分にとって貴重な経験となりました。

子どもの将来を見据えた教育ができるように、もっと勉強していきたいと思います。

次に福祉留学へ行く人たちへメッセージをお願いします。

福祉留学に行くか迷っている、そこのあなた!ぜひ行ってみてください。

自分の目で見て、触れた経験でしか得られないものがあるはずです。

福祉という分野は関わる機会が少なく、馴染みにくいかもしれません。私も福祉留学に行く初日まで、よくわかっていなかったことがたくさんあります。だからこそ、実際に行くことに意味があると思います。

私は福祉留学を通して、漠然としていた自分の夢が具体的なものとなりました。

そして何よりとっても楽しい1週間を過ごすことができました。

少しでも興味があるのであれば、応募してみることを強くお勧めします!